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 | 見どころ 名田庄地区の最奥部にあって谷問を縫うように歩くコースは、ダム湖あり滝あり沢ありの変化に富んだ自然と探鳥を楽しめる。頂上のパノラマ展望は日本海から遠くは白山まで望めるので最高だ。
 おすすめポイント
 野鹿の滝方面へ進む途中の小松ダム湖は静かな水辺にオシドリが、水面に近い樹木にはヤマセミが止まっているので車を止めて、ぜひ探したい。キセキレイが水先案内してくれる野鹿の滝ではミソサザイやウグイスが迎えてくれるので滝の風情とともに楽しむのもいいだろう。初夏はセンダイムシクやキビタキなどが梢で鳴いている。一時期だがエゾムシクイやコルリなど渡りの途中に一休みしているのでさえずりを確かめたい。登山道を進むと自然林の中に自生しているシャクナゲが見られるのも初夏で、オオルリやクロツグミを聞きながら花も楽しみたい。谷間からツツドリやホトトギスの声が響き渡ってくるのも峠道の良さだ。紅葉に染まる梢を群れで移動するカラ類やエナガを見送るのも楽しい。
 よく見られる鳥
 通年:キセキレイ、カケス、カルガモ、オシドリ、カワセミ、ヤマセミ、エナガ
 渡り:コマドリ、サシバ、コルリ、エゾムシクイ
 初夏:オオルリ、ツツドリ、ホトトギス、キビタキ、サシバ、イワツバメ
 晩秋:ジョウビタキ、アトリ、マヒワ、ツグミ、シロハラ、ルリビタキ、ウソ、マガモ
 フィールドノート
 サシバ、ハイタカ、ツミなど猛禽類の飛翔も見られる。滝付近ではアカショウビンの記録もある。近年はシカやイノシシも増えており遭遇に要注意だ。
 道草メモ
 山頂近くのシャクナゲは5月の連休前後が見頃。野鹿の滝は落差36mの雄壮な景観である。特産品『自然薯』の入ったソバも好評。頭巾山から八ヶ峰へ続く県境の尾根は名田庄トレイルとして整備されつつある。
小松ダム湖にはサイフォン式小水力発電所が稼働している。
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